2017-03-23 第193回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
○国務大臣(稲田朋美君) 今委員が御指摘になりましたように、三月十八日、土曜日の現地時間十時十分頃、日本時間十六時十分頃に、南スーダン政府軍の兵士から尋問を受け、誤って連行された派遣施設隊員は、尋問から約十分後には派遣施設隊に電話にて一報いたしました。
○国務大臣(稲田朋美君) 今委員が御指摘になりましたように、三月十八日、土曜日の現地時間十時十分頃、日本時間十六時十分頃に、南スーダン政府軍の兵士から尋問を受け、誤って連行された派遣施設隊員は、尋問から約十分後には派遣施設隊に電話にて一報いたしました。
○国務大臣(稲田朋美君) その相手方の、南スーダン政府軍であったことや一連の状況を判断をし、また、本事案では隊員は落ち着いて対応し、現場のSPLA兵士とトラブルに発展もなく、けがもなかった、また、派遣施設隊と現地日本大使館が緊密に連携して発生後約一時間という短時間で解決したこと、一時没収された武器も返却され、車両に破損等もなかったことから、適応は適切であったというふうに考えます。
○国務大臣(稲田朋美君) 今回は、先ほど申し上げましたように、相手方の軍服、発言内容を総合的に勘案して、南スーダン政府軍の要員であると隊員は判断をいたしました。そして、その隊員への尋問、誤った連行が行われた事案について、施設隊、現地日本大使館の迅速かつ正確な対応によって早急な解決が図られたということでございます。
三月十八日、現地時間十時頃、日本時間十六時頃、派遣施設隊の隊員五名がジュバ市内の商店で物資を購入中に南スーダン政府軍の兵士から武器取締りに関する尋問を受け、誤って連行されるという事案が発生をいたしました。隊員五名は、その後、SPLA兵士により別の場所へ連行されましたが、現地日本大使館が政府軍と協議をした結果、十一時頃に帰隊を許され、異常なく日本隊宿営地に帰隊をいたしました。
ところが、十八日、自衛隊のPKO隊員が首都ジュバで調達業務中に南スーダン政府軍に一時拘束されるという事態が起きました。その後、解放され、宿営地に戻り、けがはなかったということでありますが、重大な事態だと思います。
それから、衆議院予算委員会の公聴会で、JVC、日本国際ボランティアセンターの今井高樹さんは、この方は現地の情勢に詳しい、何回も行っている方ですが、現地情勢が、南スーダン政府軍に対し現地部族による武装勢力が幾つも組織され、戦国時代のような状況で、ジュバもいつ悪化するか分からないと指摘されました。だから国民の皆さんは心配しているんですよ、南スーダン大丈夫かと。
先ほどの今井氏は、もう南スーダン政府軍に対して現地部族による武装勢力が幾つも組織されていると、戦国時代のような事態だと、こうも言われておりまして、その中でキール政権がもう全土を統治できず紛争の一当事者のようになっているんじゃないかと私は思うんですが、日本のPKOの中立性はもはや崩れているんじゃないでしょうか。新任務はやめることはもちろん、撤去すべきと思いますが、大臣、いかがでしょうか。
ただ、もう一つだけ、南スーダン政府軍というかキール大統領派だと思いますけれども、これは系統立った組織であるというふうに思いますか、大臣。
南スーダン政府軍が、国連PKO、国連施設、職員への攻撃を繰り返している事実を認めますか。 昨年九月、南スーダンに関する専門委員会の書簡は、政府軍が国際機関のスタッフの居住区画で殺害、レイプ、略奪などを行ったことを明らかにしました。十一月の国連事務総長の南スーダン報告でも、UNMISSの要員に対する逮捕、拘束、迫害などが指摘されています。
南スーダン政府軍によって国連PKOに対する敵対的行為が繰り返されているという事実を認めますか。 昨年十二月の党首討論で私がこの問題をただしたのに対して、総理は、南スーダンのキール大統領は自衛隊を歓迎していると答弁しました。しかし、建前は歓迎でも、実態は、国連PKOに対する敵対的行為が持続的、組織的、恒常的に繰り返されていることは、国連報告書が克明に述べていることです。
さらに重大なことは、南スーダン政府軍によって国連への攻撃が続発していることです。駆けつけ警護を行うなら、自衛隊が政府軍と交戦するという、憲法が禁止した武力行使に陥る危険があります。 自衛隊の新任務付与を直ちにやめ、南スーダンから速やかに撤退し、日本の貢献は非軍事の人道民生支援に切りかえるべきであります。
○志位和夫君 あのね、私が聞いたのは、自衛隊が南スーダン政府軍に対して武器を使用することになるんではないかと、その危険について聞いたんですが、お答えになりません。 南スーダンの現実がどうなっているか、直近の三つの国連報告書を示したいと思います。
ここで重大なことは、南スーダン政府軍によって、UNMISS、国連施設、国連職員、NGO職員などに対する攻撃が繰り返されているということです。七月の首都ジュバでの大規模戦闘の際には、南スーダン政府軍が国連職員やNGO職員が宿泊するテレインホテルを襲撃するという事件が起こりました。国連報告書によりますと、八十人から百人の政府軍兵士がホテルに乱入し、殺人、暴行、略奪、レイプなどを行いました。
南スーダンにおける治安の維持については、原則として南スーダン警察と南スーダン政府軍が責任を有しており、これをUNMISSの歩兵部隊が補完しております。我が国が派遣しているのはあくまでも施設活動を行う部隊であって、治安維持は任務ではなく、治安維持のために必要な能力も有しておりません。このような施設部隊の能力については、UNMISSの司令部においても認識が共有されております。
南スーダンにおける治安の維持については、原則として、南スーダン警察と南スーダン政府軍が責任を有しており、これをUNMISSの歩兵部隊が補完しております。あくまでも、南スーダンに派遣しております自衛隊は、治安を任務とするものではなく、施設部隊であります。
そして、南スーダン政府軍と反政府勢力の紛争ということで、逆に国連決議の中では明記をして、著しい生命の損失、二百万人以上の人々の移送、そして財産の損失が起きたということを、国連決議自身が紛争と明記した上で言っているわけです。例えば、二〇一六年五月三十一日の第二二九〇号決議もそうであります。
いずれにいたしましても、南スーダン政府軍と交戦するということは想定されないと考えております。
これによりますと、二〇一四年一月五日十八時三十五分ごろ、今度は国連トンピン地区の日本隊宿営地のすぐそばで、南スーダン政府軍を脱走した反政府勢力兵士との間で発砲事件が発生した。そこで、国連南スーダンPKO司令部から国連トンピン地区の警備強化命令が出された。
南スーダン政府軍が、国連南スーダンPKO、UNMISSを攻撃している。そして、国連安保理は、八月十二日にPKO部隊への四千人の増派を決めて、事実上の先制攻撃の権限まで与えた。それまでやらなきゃいけないような事態になっているというのが現実じゃないんですか。
今回のマラカル事件については、南スーダンの和平支援をやっている三カ国、アメリカ、イギリス、ノルウェー、トロイカと言っていますけれども、この代表も共同声明を発表して、厳しく非難をして、南スーダン政府軍が武力衝突を拡大、支援する役割を担った、こういう信頼できる報告について特に憂慮するというふうに表明をしております。まさにそういう状況。
国連事務総長報告によると、昨年の四月から八月までのわずか四カ月の間だけでも、国連PKOに対する攻撃百二件中九十二件が南スーダン政府軍によるものとされている。これが現実であります。 散発的、偶発的と言われたけれども、何でそんな状況と言えるのか。南スーダンはいつ何どき大規模紛争が再来するかもしれない、こういうふうに国連の報告書が厳しく指摘しているような情勢であります。
○笠井委員 今回の国連安保理声明、これでありますが、安保理は、南スーダン政府軍の制服を着た武装兵士たちがUNMISSキャンプに侵入し、住民に発砲し、略奪し、テントに放火したという信頼できる報告を受けた、こう述べて、政府軍を含む当事者を強く非難しております。さらに、住民や国連への攻撃は戦争犯罪であり、経済制裁の対象になるとまで警告をいたしております。
自衛隊の任務に安全確保業務を追加し、任務遂行のための武器使用の権限を仮に与えたとすれば、住民への攻撃をしている南スーダン政府軍と自衛隊が戦うことになる。憲法九条が禁止した武力の行使そのものになります。 私は、きょう、国連PKOが住民保護のために断固たる武力行使が求められるPKOへと大きく変化していること、そして、南スーダンPKOもその典型的な一つだということを明らかにしてまいりました。
南スーダンPKO、UNMISSに関する国連報告を読んで、私は、極めて深刻だと痛感させられるのは、反政府勢力だけでなく、南スーダン政府軍によってもUNMISSに対する危害行為、攻撃が加えられていることです。 パネルをごらんください。 これは、二〇一五年八月二十一日に発表された南スーダンに関する国連事務総長報告から作成したものであります。この報告であります。
南スーダン政府軍と反乱軍の停戦協議は、米国などが期限としてきた今月十七日になっても最終合意に至っておりません。 国連PKOの専門家として世界各国の紛争解決に当たってきた伊勢崎賢治さんは、衆議院の参考人質疑で、自衛隊が今まで無事故で済んだのは奇跡だと、今回の安保法制で任務が拡大すれば奇跡で済む可能性は非常に薄くなると、こう言っているわけですよね。